2010年07月11日

Hensoldt-ZFシリーズ

Hensoldt-ZFシリーズ
現在、ツアイスに吸収されたヘンゾルト社のスコープです。大戦中からの軍用スコープの老舗中の老舗です。
あまり新しいシリーズを出さないヘンゾルト社ですが、バリバリの第一級の性能を保持したスコープと思っています。非常にクリアな視界で、スコープに「五月蠅くない」人も、これを覗くと表情が変わっていくという面白い現象を見ることができます。

曰く、ツアイスの製品がドイツ製と米国製に分けれており、ドイツ製を上級部門と置いているといわれています。私自身もそうだと思っています。
しかしヘンゾルトに関しては2つの意見があります。

1)あくまでツアイス本社が上級であり、ヘンゾルトは次級のもの。
わからないではありません。本社製品が最高スペックであることに疑問の余地がありません。しかし実際の性能は?
ドイツ製デリバリより、はるかに良いと思っています。(私の目がおかしい??)
ですので、この説を私は信じていません。

2)ヘンゾルトへは、ツアイス軍事部門として最高の技術を供与している。
私見ですが、欧州における軍事のイメージって米国等と異なっており、いわゆる日本的な感じを受けます。軍事部門は決して低くない収益を上げますので、参画しておきたいエリアです。しかし、企業イメージが悪くなるのは・・・
他社の場合、スワロフスキーのスコープは非常に優秀です。しかし軍事部門には一切タッチしていません。スポーツ競技部門のみです。しかし、銃というイメージを気にするスワロフスキーは、一切通常のカタログ類にライフルスコープを掲載していません。競技用観測スコープもバードウォッチング用として掲載しているくらいです。さりとて、軍事部門への一角を持ちたいのがツアイスの意図であるなら・・・
吸収合併したヘンゾルトの社名をそのまま残し、軍事部門としての確立する。ヘンゾルト製品は過去からツアイス製品と遜色がないと思っています。そのなかで、ヘンゾルトの技術が狙いであるなら、完全に吸収してしまえばいいのです。それを別会社に??
また、軍事用を基本とするなら2流の技術では太刀打ち出来るわけありません。という推察でツアイスはヘンゾルトを格下ではなく、別次元のツアイス写し身としてるのではと、「妄想」しています。

※ツアイスもツアイス・ヘンゾルトも保証体制は同じです。しかし、ツアイス担当者曰く「ヘンゾルトを修理に持ってきてもらったら処置に困る(有償・無償問わず)。」この辺も何かありそうな気が~
Hensoldt-ZFシリーズ
接眼部についてるのは単なるバトラーキャップではなく、ヘンゾルトZF用偏光フィルターです。特にガラスの向こう側などの標的の場合、ガラス表面のちらつきは厳しいものです。そのちらつきを半減するためのものです。釣りをする場合水面のちらつきを抑えるために使用する偏光サングラスのようなものと思ってください。ただし、効果はまったく次元が異なりますが・・
価格はエイムポイントのT1が買えてしまいます(苦!
で、なんでこんなものがいるのか?標的が車を運転している場合があるので・・・いやいや・・・





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Posted by C2sig  at 22:30 │Comments(0)光学機器

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